アニマルエイドの新型コロナウイルス感染予防対策

公園猫会議を行いました

以前に現状をお伝えした、川越公園の猫達についてです。

川越の公園の猫達 その1
地域猫という言葉、最近よく耳にするようになった方も多いのではないでしょうか。 外にいる飼い主のいない猫達が増えないように避妊去勢手術を行い、一代限りの命を全うしてもらうよう、近隣住民の方々にご理解をいただきながら見守るという、捕獲、殺処分...
川越の公園の猫達 その2
次のポイントは、車で移動。 もう真っ暗い中、ここでも待ちかねたように 「今日も来たね、○○ちゃん」呼ばれると小走りで寄って来た猫達。フェンスを飛び越えて車から出されたご飯に飛びつきます。 その様子を見ながら、しきりに反対方向を気に...
川越の公園の猫達 その3
「さて、ここからはまた公園の中に歩いて行くわよ」 またすたすたと暗い公園に入っていくSさん。 次にたどり着いたのは川にかかった橋のたもと。 「この下にいつもくる子がいるのよ。姿はあんまり見せないんだけど」 ご飯のお皿を持って、ぬかるんだ...

そして先日、別館事務所に公園世話人様をお招きし、

「第一回公園猫会議」を開きました!

まずは記事の中でお願いしていた、動物遺棄防止のポスターをご支援者様からお預かりしていたので、お渡ししました。

とても喜んで下さいました。ぴっちりとビニールコーティングされているので、雨にも負けなさそうです。
公園は敷地が広いので、もし同じようにご支援いただければ、あちこちに設置したいそうです。誠にありがとうございます。

そして、現在の様子や、今後の活動についてなど、率直な意見交換をしました。

まずは現状の問題から

・やはり猫の遺棄なのか、知らない猫が数匹入り込んでは消えたり、妊娠らしい猫も見かけているので、とても心配。
・酷暑の中の作業が体力を使う、フードが悪くなりやすい。すぐに出てこない猫のために数時間の置き餌ですら、腐敗しやすい
・経済的な負担が大きく、気持ちがふさぐことが多い。年齢的にもいつまでできるかわからない。

などがあげられました。

今後のアニマルエイドとしての協力

現在、アニマルエイドではシェルターとは別に、皆様に公園猫のためにフードのご支援を呼びかけ、集まった物資を複数の世話人様に分配してお渡しをしております。しかし、どちらの現場も全てを賄うほどではなく、足りない分は全て自腹です。ですので

・フードのご支援募集を引き続き行い、現状を皆様に知ってもらうよう発信を続ける
・猫の便利屋として依頼を受けてもらい、わずかでも収入につなげていく

という部分での連携をこれからも強化していく事になりました。

もともとこちらの現場は、20年前にしばこさんがアニマルエイドを立ち上げるきっかけになった、活動の原点ともいえる場所です。その後は様々な紆余曲折を経て、アニマルエイドはシェルター運営を主な活動として行っているため、地域猫のお世話に関しては後方支援の活動が主です。(とはいえ、目の前の命が危なければそんな事は言ってられませんが)何よりも現場の意向を尊重しつつ、できるだけの支援を続けてきましたし、それはこれからも変わりません。
そしてこの現場、本来の地域猫活動が目指すべき解決「野良猫が自然にいなくなること」という状況に持って行くのに、非常に困難です。20年前からそうですが、いわゆる人目につかずに猫を捨てやすい場所として地元では有名だからです。
20年以上、世話人さんは公園の猫に関わり、当時100匹を超えていた現場で必死に去勢避妊手術をして猫の数を減らし、心無い非難の声に耐え忍び、やっと落ち着いたらまた捨て猫がいる、、、という事を繰り返してきています。すでに浸水している小舟を転覆させないように、バケツで水を汲んで外に出しているようなものです。
餌をやるから猫が増える、とか、猫がいるから捨てられるのではなく、世話人さんがいるからこの頭数でなんとか収まっているのです。

この現場の猫をどうしたらいいのか、どう関わることができるか、数年にわたって議論をしてきましたが、正直あまりにも悲惨な現場ですので、もしこの公園から猫がいなくなり、捨てられることも無いとしたら、よほど行政や警察が厳しく取り締まっていくか、日本全体の動物愛護の意識が進んだ時じゃないかと思います。

でも一つはっきり言えることは、今の世話人さんがいなくなれば、あっという間に野良猫捨て猫は100匹以上に増え、ご飯が足らず、糞尿被害や鳴き声で周りの住人や企業の方に嫌われて、悲惨な状況で生きていく猫達、死んでいく猫達であふれかえる、という事です。今までの苦労も意味がなく、罪のない猫が不幸になるだけです。

結論として。

・世話人さんの年齢や状況から見ても、自分達だけでいつまでもできる活動ではない。理解者、後継者が見つからなければ、最後に猫達が不幸になってしまう。
・ある程度活動を公にして、仲間を募り、大きすぎる自己犠牲から抜け出すよう、脱却を図るべきではないか

という、少し時間はかかっても、先の見える活動になるよう、お互いにチャレンジしていこう!という話になりました。

後継者、協力者を探し、行政や関係各所に相談しながら、全部は無理でも、自己負担を少なく、理不尽な迫害を受けないように。それぞれの意向を尊重しながら、たくさんの人が関われる現場にしていく事。今はまだ五里霧中でどうしたらいいのか・・・課題は山積みです。

今後、毎月13日、13時を「公園猫会議」として、別館事務所で定例会をしていきます。

たくさんの方のアイディアや情報が必要です。どうか参加をお待ちしております。

また、公園の猫達へウェットフードのご支援をお願い申し上げます。缶詰やパウチなど、少量でも構いません。

お送り先はシェルターでも、別館事務所(上尾市小泉8-28-13)へお送りいただいてもありがたいです!

シェルターに送っていただく場合、公園猫用とどこかに記載していただくと、世話人さんへお渡しいたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

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