仔猫シーズン真っ盛りの今、成猫や老猫、病気猫の譲渡のチャンスがますます厳しくなってきています。
保護直後から数か月間の間に運よく里親様のご縁がある子は幸運で、ある一定期間を過ぎると新鮮味が薄れるのか、
数年越しでシェルターに滞在しているパターンに陥りがちです。
長期滞在の子というのは最初は頑張っていても、猫自身もアピールしても振り向いてもらえない、どうせダメだ・・・とお部屋の隅でふてくされて寝ているようになってしまっている子も多く、結果ますますご検討してもらえるチャンスが減ってしまうという悪循環に陥ている子も多いのです。
そういった猫は
・小さい子「じゃない」から
・健康「じゃない」から(早くお別れが来るとイヤだから)
・若い猫「じゃない」から(お世話が大変だから)
じゃ、ないから。じゃ、ないから。
「じゃない猫」はいつまで経ってもシェルターから抜け出せません。
そして、1番言われるのは、
今、甘えん坊「じゃない」から、懐かないかも。です。
でも、ちょっとだけ、考えてみて下さい。
シャー猫なら昼間は出てこなくても深夜の誰もいない台所の冷蔵庫の上で、カーテンの中で気持ちよさそうに寝ていたらそれで充分。猫としては外でケンカや交通事故、暑い寒い、飢えと闘いながら生きるより、よほどストレスがありません。
老猫なら毛並みがボサボサで哀れな外見でもかわいそうではありません。だって、私たちだって歳をとりおばあちゃんになった時、かわいそうだなんて言われたくないと思います。私はおばちゃんになってシワやシミがあっても隠さないし、今、髪もグレイヘアにしてますが、自分では気にいってます。
そして、障害猫に病気猫。社会的弱者である野良猫捨て猫の、更に社会的弱者だと思われがちな彼らですが、
力強く毎日を生き抜いています。どうか哀れな存在だと決めつけないで欲しいのです。
結局、彼らを不幸のカテゴリに入れるか、幸せと見るかは人間だけ。
猫達はどんな子でも、ただ生きることを満喫しています。
共感していただいた方も、反対意見をお持ちの方も、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
彼らは貴方のおうちで飼い猫になれますか?
ダメ元でお願いしています。残念だけど彼らにチャンスは殆どありません。貴方のお家の片隅にもチャンスはありませんか?
どうか、じゃない彼らにほんの少しでもいい、扉が開きますように。
彼らとの出会いが貴方の幸せにつながっていきますように。
お待ちしております。
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