先日、「動物取扱責任者講習会」に参加して来ました。
シェルター、ペットホテルをそれぞれ動物飼養施設として登録してあるため、必ず行くのですが、今回の講習は、動物施設の匂いによるクレーム対策のお話がありました。
その中で、匂い対策として様々な方法例えば消臭剤とか、空気清浄機とかが例に挙げられていましたが、やはり一番有効なのは匂い(糞とか)を素早く除去する事、という結論になっていました。つまり掃除、消毒ですね。
うんうん、やっぱりね、と思いつつ、興味深く聞いてきました。
アニマルエイドのシェルターはオープンシェルターとも呼ばれる、猫が実際に暮らしている部屋を全て保護猫カフェとして公開している方式をとっています。
反対に、猫達が暮らしている所を公開しない方式はクローズシェルターです。遺棄防止などの観点から、詳しい住所を公開していない団体様もいらっしゃいます。
毎日お客様がいらっしゃる訳ですからきれいに掃除をしてゴミが落ちていないように、というのは当然ですが、実は一番クオリティを保つのが難しいのが、「匂い」なんです。
今は猫砂やフードも改良が進み、家庭の中で静かに数匹で暮らしている環境であれば、気になる動物臭はほとんど出ません。もともと猫は毛づくろいを頻繁にするので、体臭は強くありませんしね。
糞尿以外に臭いが出るとしたら、猫トイレの容器や繰り返し使った砂、壁や床に飛んだ飛沫、又は猫砂の製品そのものの匂い、敷物などの布類、ウェットフードなどの生ものの匂い、換気がうまくいっていないなどが原因です。
でも、保護猫カフェに訪れるお客様は、猫を始めて飼うという方も多く、もし施設の匂いが気になってしまって、猫を飼ったらお家の中が臭くなってしまうの?という誤解をさせてしまったら、猫達に申し訳なさすぎます。
頭数が多いので、ご家庭と同じように無臭にはなりませんが、それでも少しでも訪れる方が不快にならないように、そして猫達の健康を守るため、365日、繰り返し繰り返し掃除と消毒を欠かしません。朝10時には各部屋に分かれて、床や壁、ケージの中など、1部屋に2時間以上かかる事もあります。ここにも縁の下の力持ちでたくさんの方の尽力があり、本当に感謝しております。午後はお客様の邪魔をしないよう、猫トイレは数回見まわりながら、こまめに汚れを取って下さるスタッフさんもいます。
施設をキレイに、衛生的に保つことは、全ての基本だと思うのです。この作業はいつでも参加される方は大歓迎ですので、ぜひ一度、お気軽にご連絡をお待ちしております。
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