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猫のライフステージの変化

乳児期(生後0日~30日)

平均して体重100グラム位で誕生します。母乳、または猫用のミルクを飲みます。特に母猫から誕生直後にもらう母乳を「初乳」と言い、様々な病気から身を守る免疫を受け取るため、非常に重要です。
10日~14日ぐらいで目が開きますが、視力はあまりありません。

離乳期(生後30日~~60日)

歯が生えてきて、ミルクから少しずつ通常のフードを食べ始めます。最初は柔らかいペースト状のフードや、ドライフードをミルクやお湯でふやかして与えます。
視力や聴力などの五感もはっきりしてきて、動きも活発になってきます。

社会化期(60日~180日)

好奇心旺盛で運動量も増え、とても活発に過ごします。同時に猫同士の関係やルールを学ぶ、精神的にもとても大事な時期です。食事は子猫用の栄養バランスの優れたフードを与えます。人間の食べ物などを食べないように注意が必要です。また、母猫から受けついだ免疫が切れる頃なので、ワクチンの接種をします。

幼猫期(3か月~半年くらい)

筋肉や全体の骨格がしっかりしてくるので、十分な栄養、運動が必要です。成長に応じ、2回目のワクチンを接種します。

成長後期(半年~1年)

成長速度は緩やかになり、交尾、妊娠が可能になります。発情が始まる前に避妊去勢手術を行いましょう。避妊去勢後は肥満になりやすく、徐々にフードを子猫用から大人猫用に切り替えていきます。

成猫期(1歳~7歳くらい)

人間でいえば20代~30代の時期に当たります。バランスのいい食事、適度な運動、何よりストレスがなく安心と愛情のある環境が重要です。
年に一度、ワクチンの追加接種、健康診断をお勧めします。

中年期(7歳~10歳くらい)

見た目はほぼ成猫期と変わりませんが、行動がゆっくりになり、精神的にも成熟した様子が出てきます。
健康状態に合わせ、フードも適した種類に切り替えていきましょう。

シニア期(10歳~)

人間で50代後半~の時期です。少しずつ運動量が減る、高いところに上れなくなる、寝ている時間が増える、視力や聴力の低下などが現れてきます。落ち着いて過ごせる室内環境を整え、気温の寒暖差もなくすようにしましょう。

老猫期

一日のほとんどを寝て過ごすようになり、食欲の低下、皮膚や毛並みに艶がない、脱水、体重減少等が見られます。固いドライフードやウェットも食べにくくなる場合もあります。性格も人間から姿を隠したがる場合と、逆に常にそばにいたがる場合など、変化があります。
平均寿命は15歳前後ですが、20歳を超えるケースも増えてきています。

猫と人間のおおよそ年齢比較

1歳・・・人間の17歳
2歳・・・人間の24歳
3歳~・・・人間の年齢は4歳ごとに増えていきます
11歳・・・人間の60歳
15歳・・・人間の80歳

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