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レスキュー現場報告 CASE1 樋口隊員より15

レスキュー隊樋口です
春になり桜も散り始め暖かくなってきましたね🌸
外で暮らす猫達も活発になってきたようです…

3月までは毎日現場にいた鼻の下が最近は半分くらい会えなくなってしまってます

この現場はまだシェルターで暮らすアップルがいなくなった後鼻の下が女王として非常に厳しく
他所者を追い払ってくれていました

2〜3日で見なくなる猫は沢山います

たまに子猫も…
どこへ行ったの?と心配になりますがもう姿を見せません

毎日ごはんがもらえる場所なのに

おかげでTNR活動はしばらく様子見だったのですが
(たまに見かけない猫がいても近くの公園から出入りしている猫も多いので)
最近鼻の下不在により猫の出入りが激しくなってしまいました

(猫社会のことは完全に把握はできませんが鼻の下が最近毎日いないことと、
知らない猫を見るようになった時期が重なるのでそう考えました)

野良猫には珍しいグレーの猫と白が多めの三毛の子猫です

実は三毛のこの子猫は12月に2カ月くらいの大きさで見たことがあるのです
お母さんは不明で1匹で現れました

2日だけ鼻の下の攻撃をくらいながら私の影でごはんを食べてましたが
住みにくいと感じたのか来なくなりました

その子が最近鼻の下がいても毎日いるのです(^^;
グレーの子も同じ時期に見るようになりました

本来ならば冬がTNR活動のゴールデン期間ですがまだ彼女たちが妊娠していないことを願って💦
樋口隊員出動です

 

捕獲器を置く前に木の陰から顔を出す白三毛ちゃん

よしよし
いるねー

捕獲器を置くと捕獲器の周りをウロウロ💫
いつもと違う雰囲気に私たちをチラチラ見ます

見ていない方がいいかな?と近くを回って5分後戻ると
(子猫だし、捕獲器を見たことがないと思うので簡単だと考えてました)
捕獲器は空…

扉も閉まってないし、唐揚げはまだあったのでもう一度今度は10分くらいして戻ってくると…

ん?
なんかおっきい子入ってる…
グレーの子か⁇

近づくと

公園の方でよく見るキジ白ボスニャンでしたΣ(‘◉⌓◉’)

 

この子は去年の11月に始めて公園で見て左首にパックリ傷跡があったので心配していた子でした

他の餌やりさんにこの子きてたんですか?と聞いたら初めて見る子です👀
と返信があったのであの日たまたま現場に来て捕まってしまったようです

11月18日の画像です

 

4月8日の傷口です

全く治らず外を彷徨っていたのでしょう…
たまたまとは言え今回捕獲できてよかったです

傷口の縫合と耳カット、この子は行動範囲が広いので1週間効く抗生剤の注射をしてもらい

 

全部を縫うのは無理かな?
電話がかかってくるかな?
と心配していましたが獣医さんの素晴らしい腕で綺麗に縫っていただけました

 

こんな喧嘩する程気が強いので搬送の時は大暴れでしたが、とてもかわいい顔をしています

もし、他の場所で去勢したことによりやっていけなくなったらここに帰っておいでと伝えて
現場に放しました