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レスキュー現場報告 CASE1 樋口隊員より⑬

朝晩が少し暑さが和らいできて、夏がだんだん終わろうとしてますね

まだまだ残暑の厳しい最近ですが現場より、今回は進行状況ではなく
(進行状況の記事もまだ書かなくてはいけないこともたくさんあるのにすみません)
最近の近況を報告しようと思います

最近現場の空き家は生い茂った雑草や、木の枝が切られ管理している人が入った形跡があります
売りに出されてしまうのか
もし人が住んだらここの子達はどこへ行ってしまうのか
心配でたまりません

最初に手術した白ちゃんは近くの大きな公園を行ったりきたりしているので夜中になると公園の方にいます

この子達もそちらに移動してくれればお世話を続けることができるかな?とは思いますが…

野良として8年頑張ってガリガリで、皮膚病でハゲができてしまってますが白ちゃんは元気にしてます
現場の木が切られてからは隠れる場所がなくなったので不安なのか、ほとんど公園にいるようです
たまに公園へ向かう途中の道を歩いている白ちゃんに出会います
それからニャーと話しかけてくれるようになりました
あんなに怖がりで全然出てきてくれなかったのに!

パパは大通りの向こうの農家のおうちにも寝床があるようで手術後はあんまり姿を見せなかったのですが最近は毎日現場にいます
道を渡るのはこわいからずっとこっちにいてほしいと思うのですが…
相変わらず見てる前ではごはんを食べてくれません.°(ಗдಗ。)°.

シンバは必ず毎日います
手術後、しばらくはごはんを食べに来るけど私が立ち上がると逃げてまた戻ってくるを繰り返し、警戒してる感じでしたが
最近は缶詰とカリカリを混ぜたごはんを車から降りて作ってる間お利口に香箱座りで待っていてくれます

鼻の下もほとんどいます
鼻の下は私たちがまだ怖いのか、おそるおそる近寄ってきてごはんを食べます
鼻の下がごはんを食べている間は自分が不審な動きをしないように気をつけます

仲良く2人でごはんを食べています
シンバは女の子には優しいです
あ、食いしん嬢とはごはんの取り合いでケンカします

食いしん坊改め、食いしん嬢は時々西の方からやってきてごはんを食べています
パパ同様他にも寝床があるみたいである期間はこっちにずっといて、他の場所にいる期間はこっちにこないようです

ナッツはTNR後一度も姿を見ていません
他の餌やりさんは何度か見たと教えてくれるのですが…
自分の目で確認しないと安心できないのでもっと違う時間帯で行って探してみようと思います

2年前大きな公園で怪我した猫がいて捕獲しようと通っていた時パステル三毛のママが産んだ子の中にナッツがいたんじゃないか?
つり目のサバの子がいたよなー…
と最近突然思い出しました
あの時公園には何匹かつり目の顔が細い猫がいました
ナッツも私たちが知らないうちに公園へ出入りしているかもしれません

チビちゃんはまだ捕まりません
…というか、チビちゃんは他のおうちの人からもごはんをもらっているようなので夜中まで出てきません
お腹が空いてないので捕獲器には入りませんので難航しています
毎日現場にはいるようです
(私は会う日と会わない日があります)

手術と子猫の保護をしたおかげで去年は衰弱と暑さでたくさん子猫や老猫が死んでしまったこの現場で
私が知る限り今年はまだ1匹も死んでいないようです

皆様のご支援と応援のお陰でここにいる猫たちは救われました
ありがとうございます

最後にずっと10年以上こちらの現場へ餌を運んでくださっていたおばあちゃんが家庭の事情により栃木県へ行くことになり今月の中旬からもう来れなくなるそうです
手術をしてもらい、餌も毎日運んでくれるからずっと私が来なかったら…と心配していたけど安心していけると仰っていました
長い間猫たちの為に餌を手作りで作って、雨の日も寒い冬の日も餌を運んでくださったおばあちゃん
ありがとうございました
この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います

また、栃木でもお腹を空かせている猫がいたら同じことをしてしまうと思うけど今度は助成金を利用して手術もしようと思うと仰ってくださいました

現場の状況も、人の心も動いています
今後とも応援お願いします

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