TNR、地域猫活動に興味がある方には、ぜひ読んでいただきたい1冊です。
完全室内飼いではないなど、全ての内容を肯定するわけではありませんが、野良猫と関わる事の現実がわかりやすく描かれています。
イラストの図解も多いので、文字が苦手な方でもとっつきやすいです。
単行本版は→それでも猫は出かけていく(2018/07/06現在1,620円)
↓リンクは後から出版された文庫版です。
内容紹介
いつでも猫が自由に出入りできるよう開放され、家猫、外猫、通りがかりの猫など、常時十数匹が出入りする吉本家。思想家の父・隆明が溺愛したフランシス子、脊髄損傷の捨て猫シロミ、傍若無人のチンピラ猫トリオ……。吉本家に集う猫と人の、しなやかでしたたかな交流から見えてくる「生きる」の意味。ハードボイルドで笑って沁みる、猫エッセイ。
著者について
一九五七年東京都生まれ。漫画家・エッセイスト。父は思想家・詩人の吉本隆明、妹は小説家の吉本ばなな。