アニマルエイドの新型コロナウイルス感染予防対策

乳飲み子シーズンに向けて・新規ホストファミリー様募集

皆様いつもありがとうございます。

毎年春から乳飲み子(0ヵ月)、仔猫(1ヵ月から)の緊急保護が始まります。
3月早々から始まる年もあれば、4月下旬から5月に入ってからとずれ込む年もあり、その年の気温によって変わってきます。
今年は暖かい日が多く、時期が早まるのではないかと思っています。

乳飲み子は本来であれば母猫の母乳を飲み、母猫に育ててもらう時期です。この時期に遺棄された場合、人工授乳となり育てるのは至難の技です。さらに困難なこととして非常に感染力の強いパルボウィルスの問題があります。また、カリシウィルス、ヘルペスウィルスも同じように脅威です。
これらのウィルスは不衛生な施設などで未ワクチンの猫に非常に感染しやすいため、まだワクチン接種が出来ない乳飲み子、体調不良や成長不良でワクチン接種が出来ない仔猫を確実に感染症から守り、育て、譲渡へとつなげていくには「シェルターを感染症から守るために未ワクチンの乳飲み子、仔猫をシェルターには滞在させない」を徹底することです。

母船であるシェルターを守る意味を込めて、ホストファミリーを護衛船と呼んでいます。
ホストファミリー宅は自らの飼い猫には必ずワクチン接種、消毒の徹底、飼い猫とは隔離をして預かっていただきます。万が一、パルボウィルスなどの感染症がホストファミリー宅で発生した場合は消毒を徹底していても不安は残るので、そのシーズンは活動を休止していただきます。

パルボウィルスやカリシウィルスは人には感染しません。施設が不衛生であるため自然に空気中から発生する訳ではなく、元々野良猫が持っているウィルスです。もちろん全ての野良猫が持っている訳ではありません。パルボウィルスやカリシウィルスが怖いからと隠すのではなく、シーズン中には必ず出るもの=それだけ過酷な状況下から保護されてくる乳飲み子、仔猫が多いと捉え、いかにして防ぐ、予防する、治療するを考えていくことが大事です。昨年度、譲渡後にパルボウィルスで亡くなった猫はいません。

毎年ホストファミリーが足りなくなり職員総出で自宅に未ワクチンの乳飲み子、仔猫を連れて帰り奮闘していますが、絶え間なく保護されてくるため命が助かるかどうかの厳しい状況から回復させて譲渡につなげることで精一杯となってしまい、ワクチンを完了している元気いっぱいの大人の猫たちの譲渡活動が実質ストップしてしまいます。これを防ぐためにも、乳飲み子、仔猫を専門にお預かりいただける方の新規ホストファミリー登録をお願いいたします。
新規ホストファミリー様の通院に関しましては、ご自宅近くの病院やご自宅の猫が通院している病院に通院していただいてかまいません。この場合は自費でお支払いいただくことになります。
昨年より引き続きホストファミリーを継続していただける方は、今まで通りの通院となりますのでよろしくお願いいたします。

昨年は乳飲み子、仔猫の保護依頼の9割を受け入れしてきましたが、今年は嵩む医療費とホストファミリーの数次第です。ぜひ、護衛船であるホストファミリーとして乳飲み子、仔猫を助けてください。

ホストファミリーに関して詳細は、電話又はメールにてお問い合わせをお願いいたします。