ホストファミリーのSです。
2019年から始めたばかりなので、乳飲み子ホストファミリーを始めるのにあたり、きっかけと実際どういう準備をしたかをお話ししたいです!
・絶対に大切な経験になると思った
きっかけは、引っ越しを機に仕事を辞めた事。
本来は老犬の看取りの活動をしたいと思っていました。
飼い主との死別や、犬の老化が原因で見捨てられた子など人間と共に生きてきて、なぜかセンターに収容されて命の期日を作られてしまった子。
特に高齢で中型以上の犬は、新たな飼い主さんが現れないことの方が多いのでせめて私の家で介護して看取りたいと思っていました。
しかし、仕事を辞めたので時間は確かにあるけれど、仕事を辞めたのでお金は余裕がない。
個人で活動するには病院代も餌代も消耗品などもとても全ては賄えない…
「預かりさん」という選択肢も考えましたが、どこへ問い合わせても家の脱走防止策の改装や預かり中の食費、譲渡会場への交通費など結構な負担がかかることがわかり、家族に反対されてしまいました。
実家の犬がもうすぐ介護が必要になる事や、冠婚葬祭などで家を空けるような用事が出来てしまった時の事も考えて行き詰まっていました。
今はまだその時ではないという考えに至り、子猫シーズンだけでもお手伝い出来ることがあればと思いました。
そこで、アニマルエイドさんのホストファミリー募集を見つけました。
病院代や食費の問題も解決、冠婚葬祭の時も一時的に預かって貰える、最初のワクチンまでの預かり、何かあったらすぐにスタッフさんやホストファミリーさんに相談できるし、スペースもそこまで必要ない…
犬猫の違い、老犬と乳飲み子猫の違いはあれど、絶対に大切な経験になると思いました。
これしかない!と思えたので、すぐにホストファミリーの登録をさせていただきました。
・物資の準備もほとんどなしで始められました
我が家の場合はペットヒーターとキャットケージ、温度計やキッチンスケールなどもあったので、特別用意した物はなかったです。
生後間もないうちはすぐに代えがきく&保温性のあるダンボールで保育ですし、成長に合わせて必要と思ったものを揃えていけば負担には感じませんでしたし、むしろワクワクしちゃいました(笑)
哺乳瓶や餌皿、キャリーケージや柔らか毛布等はシェルターからお借りできましたし、本当に必要な物は自分で買い揃えるまでもないと思いました。
私は自分で選びたい!という気持ちが強くて買ってしまうので…
今ではたくさんのおもちゃやキャットタワー等、子猫の遊園地が完成しました!
我が家ではリビングの一角をフェンスで区切って常に自由にさせていますが、別でケージとペットサークルもあります。
一人っ子や頭数が少ない兄弟などでは自由に遊べる時間を作って、
それ以外はずっとケージやサークルにいる、というパターンもあります。
シェルターに戻る時は少しだけ寂しいですが、卒業の時の喜びは全てに勝ります!
そして何よりも、猫の1番可愛くて貴重な短い授乳期を、私が独占していいの?!という喜びが大きいです(笑)
大変なことや悲しいこともありますが、自分のできる範囲の事を出来ればそれで十分で、自分の手に負えない時には出来る人に安心して任せられる。
個人で活動してたらできないことです。
ただただ子猫を健康で甘えん坊に育て上げることだけに集中できる、常に可愛い子猫が家にいる喜びを実感できる活動です!