昨日の本部での会議中、どうも今まであと一つすっきり自分の中でおさまりがよくなかった部分が、ぽこん、とちゃんと収まったような気がする事があったので、もう一回頭を整理させつつ、書いています。うまく伝わるといいのですが。
私達はこの活動を多くの方に知ってもらい、応援していただき、そして仲間が増えて、団体として大きく発展していく事を目標としています。それがもっとたくさんの猫に手を差し伸べることができる、唯一の方法だからです。
それには、常に今のやり方で良しとせず、改良と修正、新しい事にもチャレンジして、時には大きな方向転換もためらわずに行うように、と考えています。私がシェルターにずっと滞在している頃から、私としばこさんのバトル論争はスタッフさん達には見慣れた光景でしたし、今は運営本部に場所を変えてやっぱり毎日繰り広げています(笑)
(余談ですが、この間なんて、延々と議論を繰り返し繰り返し、お互い疲れて頭が痺れてきた頃に、私が頭にふっと浮かんだ事をつぶやいたら、そうですよ!そういう事を聞きたかったんですよ!やっぱり森山さんは叩いて叩いてペッちゃんこになったところからが本番ですね!これからもぶっ叩いてアイディア出していきましょう!と言われ、ものすごく複雑な気持ちでした・・・)
そんな毎日ですが、昨日話題に上がったのは、タイトルの通り、「拡大」と「発展」は似てるけど違うよね、ということです。
一番活動の根源にある「猫の幸せ」を考えた時、これだけ世の中にはいろんなヒトやモノがあふれて、新しい技術も日々生まれていますので、とにかく様々な方向へ手を伸ばし、模索をしたくなってしまいます。間違いではありませんし、昨日の記事に書いたように、活動に参加する入り口はできるだけあちこちにあるほうがいいですしね。
でも今アニマルエイドが実現したい「猫の幸せ」は、猫が家族と暮らし始めて、最期に安らかに眠りにつくまで、ずっとお役に立てる存在になることです。
シェルターの毎日は、とにかくテトリスのようにシェルターへ降ってくる猫をキャッチして命をつなぎとめるか、が最優先されるし、今もそれは変わりません。それでいいと思ってます。シェルターでの対応方針は、この4年前の事務局日記をぜひお読みになっていただきたいと思います。
「2015/5/17 仔猫赤ちゃん仔猫のお預かりボラ様急募」
この当時は職員も一人だけ、しばこさんも常にシェルターで消えゆく命と闘い、優しい里親様やご支援者様に支えられながらも、卒業して送り出した後はまた次の子の保護へ全員で向かっていくしかない状況でした。
きっと何かお困りのことがあっても、優しく思慮深い里親様であればあるほど、アニエイの迷惑になってはと相談もできずに我慢をさせているのではないかと、ずっとずっと心苦しく感じていたそうです。
命のリレーとよく言われますが、シェルターは最前線であり、アンカーである里親様へバトンを渡したら、次のレースへ走り出していきます。里親様がバトンを受け取ってゴールするまで、一緒に並走するコーチ?みたいな役割の部署が、今後重要になってくるはずです。
今、充実させようと頑張っているサービスや企画は、すべて「支援者様、里親様、全ての関係者様が、より快適に、便利にわかりやすくある事」を実現するため。それが「猫のずっとの幸せ」につながっていくとの想いから始まっています。
今流行っているから、儲かりそうだから(これも大事ですが)で新しい事にどんどん手を出してしまうのは、ただの横に広がる「拡大」だよね、
必要なのは関係者と猫が幸せになるために空に向かって伸びる「発展」だね。
という結論でした。
皆様と猫の幸せの傍らについていられるように、頑張ってまいります。どうぞ応援をよろしくお願い申し上げます。
(たとえ話が得意なしばこさんは、私達は〇イザッ〇のトレーナーになればいいのよ!と叫んでました)
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