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レスキュー現場報告 CASE1 樋口隊員より①

皆様いつもありがとうございます。
レスキュー隊長大野です。

レスキュー隊の樋口隊員から早速現場報告が入りました!
大変熱のこもったレポートですので、何回かに分けてご報告致します。
そして、この現場は現在進行形で樋口隊員が活動を続けて下さっています。
報告が入り次第、皆様にもお伝えしたいと思っております。

それでは、はじまります!

 


 

先日森山さんからブログにて説明があったようにレスキュー隊員となりました樋口です

近隣にはいくつか、野良猫のコロニーがあり外で暮らす猫を気にかけて暮らしていました

1年前になるでしょうか
娘のランニングに付き合った帰り道道路で轢かれてしまった猫を見かけました
バス通りで交通量の多い道だったので、何度も轢かれてしまっては可哀想と思い道から遺体を歩道に移し、遺体回収を依頼し、娘の希望により到着を待っていると業者さんが着いて言いました

『私、この現場来たの覚えているだけで3度目だよ。もっと他に人はいるからここは事故の多い道なんだね』

近隣に住みながら知りませんでした
どこから来てるのか知りたくて一本裏の路地に行くと空き家があり、そこを住処にして野良猫のコロニーができているようでした

子猫も確認し、たまに様子を見ていると春にいた子猫はいなくなり、また違う子猫が顔を出したりしていました
夜中、空き家の駐車場に人影が見えたことも何度かあり他のボランティアさんが介入してる現場なのだと思い様子を見に行くことを一度やめました
(それぞれのやり方や信念があると思うので活動の邪魔になってしまったらいけないと思いました)
子猫は譲渡され、TNRも行われていると思ってました

しかし、春になる頃ふと、どうしてるかと見に行ってみると確認できただけでメス3匹妊娠しているという事態になっていました

餌で猫をおびき寄せても耳カットしている猫は見当たりません

私が見た人は誰だったのか…
その日から私の現場介入が始まりました

まず猫に信用してもらい、いつでも捕獲できるように餌やりに通ううちに半年前見たらしき人を見かけ話を聞くとTNRさえ知らない餌やりさんでした

その方は3年くらい前から可哀想で、放っておけずにここの子達に餌をあげてくださっていました
この方は色々教えてくれました
・3年前にいた猫はほとんどいなくなっている
・やはり道で沢山轢かれて亡くなってる
・夏暑くなると体力のない子猫もどんどん亡くなってしまう

去年この方が業者さんに依頼してくださった遺体は20体くらいだそうです
きっと一軒の空き家だけではパンクしてしまう程の子猫が生まれては亡くなっているようでした

つづく