愛護動物について、管轄している国の機関は、環境省です。
その環境省のHPにはペットの様々な問題について、啓発用のパンフレットを作成、定期的に掲載されています。私も定期的にみるのですが、最新のパンフレットは「共に生きる 高齢ペットとシルバー世代」という内容です。
犬猫を始めとするペットの高齢化や、人間の高齢化の問題、万が一ペットが残された場合に不幸にならないためには今からの備えが必要という内容がわかりやすく掲載されています。ぜひご一読をお願いします。
アニマルエイドでも様々な事情で飼育ができなくなった元飼い猫を以前より保護しておりますが、ここ数年、本当に相談が増えて来ていて、今後も大きな社会問題になると予想しています。
これから大事なのは、高齢者の方も現役世代の方も、「万が一の時のペットの行く末に備える」これに尽きると思います。
すでに「猫の後見人制度」はスタートから2年目となり、私達が後見人となっている猫は10匹以上となりました。もちろん飼い主様、里親様のお家で穏やかに一生を終えるのが一番の幸せではありますが、猫をきっかけに、良いご縁を結ばせていただき、共に猫の行く末を見守れるという事に深い喜びを感じています。
今後はこのサービスをさらに発展させ、「万が一」の少し前の段階でサポートできるサービスを模索しております。
また、高齢者の飼い主様が一緒に暮らせなくなった時、シェルターに受け入れ、次の里親様へ譲渡という流れのみでは、手放してしまったという罪悪感に苦しみ、その後の人生を後悔しながら暮らさなければならない元飼い主様も多く、その気持ちを無責任とか自業自得という言葉で片付けたくありません。
自分だっていつ大きな病気で入院するかもしれない、その時にシェルターへ託して里子に出た猫達がその後どういう暮らしをしているのか何もわからなかったら?と考えただけで胸が痛くなります。
様々なご事情があるのでひとくくりにはできませんが、ご自身で飼育ができなくなっても、変わらずに愛し、その子を見守れるようなシステムがあれば、もっと猫も幸せに、豊かになると信じています。
こちらもテストケースで対応している猫が2匹います。うまくいけばもうすぐ発表できるはずです。
全ての猫に、新しいお家を。時代に合わせ、変わっていくもの、変わらないもの、どちらも大事にしていきたいと思いながら、明日を見据えて活動を続けております。
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