保護活動を何か応援したいな、できることをやってみるというのは、色々な方法がありますが、保護猫を一時預かりして自宅で治療や飼育のケアをする、「ホストファミリー」という選択肢があります。
特にこのシーズンは仔猫が多く、非常に多くのホストファミリー様を必要としています。
かつては私もホストファミリーとして、大変楽しい、でもちょっぴり大変な時期を過ごしていました。
なぜ、このホストファミリーをやろうと思ったのか、私の場合ですが、参考になればと思って、お話させていただきます。
きっかけは、「事務局日記」に載っていた、「ピコ」君と「さくらんぼ」ちゃんのお預かり様募集、でした。
とてもかわいい子だったんです。
たまたま、個人で保護している猫が自宅にいなくて、
当時フルタイムで働いてはいましたが、自転車で通える距離だったこと、
治療の条件は風邪くらいで、骨折は自然治癒でOK、がっつり入院も必要なかったこと
そして、個人で1匹保護して里親を探して、っていう活動を細々と行っていた私にとって、治療が終わって元気になったらシェルターに戻せる、つまり、自宅でずっと引き受けるかもっていうリスクがない。というのが一番魅力的でした。
他にも、自分は超インドア派で、お休みの日は自宅に閉じこもって過ごしたい方なんです。
それまでシェルタースタッフも興味があり、シェルターで猫のお世話もやってみたいなと思っていたんですが、お休みの日に出かけるのはしんどいし・・・と踏ん切りがつかずに数年。
自宅にお預かりの子がいてお世話するなら全然苦にならないし、むしろ楽しそう！という理由でもあります。
つまり、ちょっとだけ猫を保護した経験があり、出かけるのが好きじゃない出不精だったから、これならできそう、というだけ。
最初からそんな、活動を手助けしたいとか、大げさな決心をしたわけではありません。
でも日々大切にお世話し、様子をメールで伝え、シェルターに戻っていった後、
ブログに「里親様決定！」の記事が掲載されたときの気持ちは、今でも鮮明に覚えています。
それから様々な子を預かり、初めての症例もたくさん勉強させていただき、治療が長引いて悩んだり、うまくいかない事や残念ながら亡くなってしまったりといった事も経験しましたが、その何倍も何十倍も、喜び、充実した時間となりました。
今、ホストファミリー様の元でお世話されている子、シェルターで暮らす子も、できればお預かりしていただける方がいれば、という子がたくさんいます。
しばらくの間、一般家庭でゆっくりさせていただき、目薬や簡単な飲み薬、塗り薬をしていただくだけで、すぐに回復するのにな、という子も多いです。
ちょっとやってみようかな、と思われましたら、お気軽にメールやお電話、直接シェルターでスタッフに声をかけてみて下さい。
きっと、ハマりますよ。
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